この講座は、タイトルが示すように中高年の方がた向けの、自分史の書き方教室です。
現役の仕事に一段落つけたり、責任者を次世代に譲って、生きてきた自分を振り返り何かを書こう―。
年金生活だが、時間ができたので子どもや孫に伝えたいことがある。できれば記録に残しておきたい―。
仕事、趣味、研究、暮らしなど、その人しか書けない、自分にしか記録できない事柄を後世に伝えることはとても大切で貴重なことです。
プロの作家やジャーナリストでない方は、学校での授業以外に書く機会も多くないでしょう。しかし、人生は人それぞれに体験が豊かで、他の人をもって代えられないものがあります。
この講座では、みんなで自分の人生を振り返って記録や自分史を残すことを目的にしています。
「とても文章なんか書けない」「恥ずかしくて記録なんか残せない」と思っている方にこそ、この講座は向いています。文学サークルやカルチャーセンターなどで特別に文章を学んでいなくても、むしろ、まったく初めてだという人こそ対象と考えています。
特に「シニアのための」と強調したことには理由があります。
六〇歳を過ぎ七〇、八〇歳に手が届く方や米寿を越えている方もいるでしょう。そうした年配の方たちは、苦労の連続だったのではないでしょうか。
大正生まれの方の人口が少ないのはなぜでしょう? 昭和は戦争が長く、戦後も苦労が絶えませんでした。経済的にも不況時代がつづきました。この国が世界の大国に肩を並べるほど発展した背景に、シニアのみな さんの苦労と努力に支えられてきたのはまちがいありません。
ここにこそ、誰にも体験できない貴重なエピソードや逸話があり、自分史の宝庫ともいえる年代なのです。この講座は、貴重な体験をもっておられるシニアの方に、自分史を書いてもらいたいと開設しました。
その人しか書けない原稿をプロの編集者が指導します。30年以上、400冊を越える自分史・自費出版を手がけてきた実績。 シニアの方が在宅で学べるDVD「やさしい文章の書き方」も用意しました。
100店舗でカルチャースクールを運営する㈱カルチャー・イトーヨーカドーと共催した自分史講座は、産経、朝日、読売などで紹介されています。
当講座では以下のような内容を学んでいきます。
①体験したことが強み/②自分にしか書けないもの/③失敗や恥ずかしい話
①主題を決める/②素人だからできる/③生きた時代を反映させる
①資料を集める/②年表を用意する/③収集物の整理/④情報を集めアンテナを高く/⑤もう一度、書く前に
①原稿用紙とパソコン/②漢字、数字、記号などの統一/③改行とは
①わかりやすさこそ大切/②名文と迷文/③コツは詳しく書く/④禁じ手
①小さな体験を大切に/②プロを越える秘密/③エピソードをたくさん
①全体の組み立て/②起承転結の妙/③校正はくりかえす
①後世に残すとは/②いざ本にするとき/③出版費用の計算法/④発行後の計画