ごうだ かん著
2013年刊 46判・並製 182ページ 定価:本体1238円+税
伝説の教育番組「たのしい科学」の舞台裏
岩波映画最大のヒット作、監督したのは雑用係からスタートしたアルバイト青年だった!
高卒・未経験でも、発想力でエリート社員と勝負。テレビが夢だった時代の熱を伝える青春私小説。
岩波映画テレビ室の発足前夜。「あんた、学歴ないじゃない! ダメだよ!」。スター監督・羽仁進のきつ~い電話から、アルバイト青年・浜ちゃんの映画人生が始まる。
テレビ放送60周年記念作品。
★ウェブマガジン・のたるで紹介されました。
【2014年1月4日:書評】
青春ドラマをイメージして読み始めた。
確かに青春の記録ではあるけれども、少しイメージが違っていた。
読み進むうちに、現代の官僚社会とオーバーラップしてしまった。
キャリア・ノンキャリアの構図そのもののように感じてしまった。
さらに、テレビドラマではないが「事件は現場で起きているんだ!」のセリフを思い出してしまう。
現場のことを理解せずして、現場のことは当然理解できないものだ。
いつから「職人」という言葉は軽くなったのだろう。
学歴にどれほどの価値があるのだろうか・・・・・・?
それに惑わされないような心の眼を養うことが必要だ!と教えてくれるような1冊だと思う。【川口愛子】
http://notaru.com/notaru-cultureandart/2014/01/04/9589
★映像新聞に紹介されました。