2012年11月7日初版発行 A5判・並製 400ページ 定価:本体1905円+税
緊急増刷!
本邦初、元トッカン(特別国税徴収官)が一般向けに書き下ろした滞納処分の解説書。
差押えへの対処法、分納、減免の知識、国税徴収法のあらまし、東日本大震災被災者の緩和措置も解説。中小零細経営者・団体・組合書記など滞納問題に関わる人へ、いざという時の常備書。
不可能な納税の強要、強引な差押えで後を絶たない自殺や餓死。滞納の元凶・消費大増税が強行される中、滞納対策と滞納者の権利をさし示した一冊。
【著者メッセージ】
国、地方を問わず最近の滞納処分の強行は目に余るものがあります。
もちろん、納税は義務です。しかし、家庭事情や長引く不況の影響で、支払いたくても支払えない方がいます。
さらには消費税の税率のアップが実現されれば、どのようになるのか目に見えています。
滞納件数の増加などがこれまでも問題にされてきました。徴収側が極めて強引な手法で税の取立てをしている事実が非常に多いのです。
徴収法や民法の勉強不足からなのか、法律を無視した事例も数多くあります。本書ではそういった事例を掲載し、解決への道筋を示しています。
私たちは長く国税の徴収・調査の現場を担当してきました。現在は立場を税理士に変え、納税に苦しむ方々からの相談を受け、解決にあたってきました。本書『差押え 実践・滞納処分の対処法』はその経験をまとめたものです。
事案ごとに解説があるので、常時側に置いていただければと思っています。
★出版記念シンポジウムが開催されました。
★毎日新聞で紹介されました。
★月刊『経済』で紹介されました。
★しんぶん赤旗で紹介されました。
★しんぶん赤旗日曜版で紹介されました。
不況で税金を払えず、税務署の催促状を「単なる脅し」と無視し続けた結果、取引代金を差し押さえられた…。こうした例が実際に多くあるといいます。
本書は税金を滞納した時の対処マニュアル。現在の徴税攻勢はすさまじく、「いきなり売掛金を差し押させられ、会社は解散し自殺」「差し押さえられ禁止財産(児童手当)をとりたてられた」などの事態も起きています。
大事なのは「納税の誠意」を示すことと納税者の権利を知ること。その上で対策を懇切丁寧に紹介します。
(「本立て」より 2013年3月17日)
★全国商工新聞で紹介されました。
【目次より】
第1章 滞納問題への対処法 ~甘さは禁物~
第2章 納税緩和その1 税金の分納制度
第3章 納税緩和その2 滞納処分の停止
第4章 災害に伴う納税の緩和・減免
第5章 国税徴収法のあらまし
第6章 あるべき徴収行政を考える
第7章 差押えにどう対処するか ~差押えの手続き~
第8章 差押えにどう対処するか ~差押えと納税者の権利~
第9章 滞納処分における質問検査権と捜索
第10章 納税義務の拡張 ~第二次納税義務など~
第11章 延滞税(延滞金)の減免制度
第12章 滞納処分における不服申立制度
第13章 租税徴収権の消滅時効
第14章 換価処分への注意点と対処法
第15章 半世紀を経た徴収法と納税者の権利
◎本書を推薦します!
浅井基文氏(前広島平和研究所所長)
伊佐千尋氏(作家)
石田えり氏(俳優)
宇都宮健児氏(弁護士)
江川紹子氏(ジャーナリスト)
大谷昭弘氏(ジャーナリスト)
奥平康弘氏(憲法研究者)
湖東京至氏(税理士)
早乙女勝元氏(作家)
志茂田景樹氏(作家)
高井有一氏(作家)
戸川昌子氏(作家・歌手)
むのたけじ氏(ジャーナリスト)
山田由紀子氏(弁護士)
山本守之氏(税理士)